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肝臓がんの基礎知識

まずは、肝臓がんについての前に、肝臓の働きについてです。肝臓は一般成人で約1.2キロの重さがあり、人間の体内で脳の次に大きな臓器です。肝臓の働きは「体内の化学工場」ともいわれており、小腸で吸収された栄養分を必要な形に変換したり、毒素を解毒したりします。非常に重要な役割を肝臓は果たしています。
そして、その肝臓にできる癌を肝臓がんと呼びます。肝臓がんは原発性の肝臓がん(肝臓自身から発生するがん)と転移性の肝臓がん(他の臓器から転移してくるがん)の二種類に分けられます。そして、更に原発性の肝臓がんも二種類に分けられます。肝細胞から発生する肝細胞がんと胆汁の通り道の胆管の細胞からの胆管細胞がんです。小児に発生する肝芽腫もあります。全国集計の内訳によりますと、原発性肝臓がんの95.6%が肝細胞がん。3.1%が胆管細胞がんで大部分が肝臓がんです。なので、通常、日本では肝臓がんといえば、ほぼ「肝細胞がん」のことを指します。

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肝臓がんの原因、死亡率、生存率

肝臓がんの原因として、肝臓は他の場所からの転移が非常に多いということが挙げられます。血流に乗ったがん細胞が肝臓の中にある小葉にとらえられ、増殖するからです。さらに、日本人の多くは慢性肝炎や肝硬変から肝臓がんへと移行するパターンが多いです。特にB型肝炎やC型肝炎は感染したウイルスにより、肝細胞の遺伝子に突然変異が起こり、肝臓がんへと移行すると考えられています。また、暴飲暴食やアルコールの過剰摂取、たばこも肝硬変に、そして肝臓がんにつながることもよく知られています。また、ナッツ類の植物毒(アフラトキシン)も肝臓がんになる可能性があるとされています。肝臓がんの死亡率は非常に高く、がんによる全死亡者のうち、男性14%、女性9%で男性はがんでは3位、女性は4位といろいろながんの中でも上位の死亡率です。そのため、生存率も低いのです。なぜなら、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるように、症状が出にくく、症状が自覚しにくいことから、もう手術もできないほど進行していることがあるからです。

肝臓がんの治療法

肝臓がんはステージ1からステージ4の四つに分けられ、根治手術後の5年後の生存率はステージ1から80%、64%、51%、38%となっています。肝臓がんの治療法としてはステージ1と2は外科療法の手術、エタノール注入療法、肝動脈塞栓法があります。
ステージ3は原則、手術は対象外でエタノール注入療法、肝動脈塞栓法、化学療法、放射線治療、肝移植があります。肝臓がんのステージ4は対症療法、緩和療法です。
エタノール注入療法は腹部か胸部から針を刺して、患部にエタノールを注入し、癌細胞を凝固させ死滅させるのです。がんの直径が2〜3センチ以下まで有効で副作用が少なく、短期間で退院できるメリットがあります。肝臓がんの最新の治療法として抗がん剤5−FUの動注化学療法とインターフェロン併用治療と経皮的肝灌流化学療法(PIHP)があります。前者はそけい部からカテーテルを入れ、肝動脈から腫瘍部に抗がん剤を集中して直接投与そろことにより、抗がん剤を腫瘍に集中させる治療法です。後者も抗がん剤を肝臓だけに集中投与するため効率よくがん細胞を死滅させることができます。

Copyright © 2007 肝臓がんの症状、治療法、生存率などについて